「神の母聖マリア」(A年)説教
2014年1月1日・加藤 英雄師


 

  光は今日、わたしたちの上に輝き、救い主が生まれた。 わたしたちは神様の光を見ました。神の栄光の光を見ました。男の子が生まれた。その子は救い主。
 マリアは天使ガブリエルを見た。天使に神様の光を見た。天使は言う。神の霊があなたを包んでいる。あなたは男の子を生む。マリアは天使の言っていることが現実のものとは思われない。天使は言う。神様を信じなさい。み言葉をすべて受け入れなさい。エリザベトも子を身ごもっている。エリザベトに会いに行った。子を身ごもっていた。マリアは天使の言葉を丁寧に受け取っている。マリアは家畜小屋で男の子を生んだ。羊飼いたちが訪れた。羊飼いたちは、ヨセフ、マリアの前で、イエスについて天使たちが自分たちに話されたことを語った。不思議な出来事。三人の博士たちが訪れた。イエスに礼拝した。そして、ヨセフとマリアに尊い贈り物を差し出した。何日もたたないうちに、夜、ヨセフは急にエジプトに行くという。マリアには分からない出来事が起こっている。マリアはその出来事の中にいる。しかし、マリアはそれらを一つ一つ丁寧に見つめて、受け入れる。その中で、静かに動く、働く。
 今日は神の母聖マリアの祭日です。そして、世界平和の日です。 平和:与えること。受け入れること。そして一番大切なのは、相手の人とつながっていることです。
 まさしく、マリア様の心が平和を作って行く姿ではないでしょうか。
 第一朗読を読み思いました。民数記6章が読まれました。6章はナジル人について書かれていますが、今日読まれた6章22節迄でナジル人の話は終わっているのです。ふと、主がイスラエルの人たちに、ナジル人に次ぐ生活を求められていると思うのです。ナジル人とは修道生活の道を歩人たちです。主はイスラエルを祝福しています。イスラエルは主によって守られています。イスラエルよ、主が自分に対するみ旨を求めなさい。いつも、主に顔を向けていなさい。主があなたに顔を向ける時、恵みが与えられ、平安が与えられます。神の名のもとに集まりなさい。神の名のもとに集まる時、人々は神の祝福が注がれるのです。この姿はマリア様の姿ではないでしょうか。そして、わたしたちにその道が勧められていると思います。当たり前のように苦労します。
 母親は子供のために当たり前のように苦労します。イエスは言います。お母さんマリア、世界の人々は皆お前の子だよ。母の与える姿です。子供の言い分をいつも聞いてあげる姿です。そして、いつも子供たちとつながっている。威張っているからつながっているのではない。安心だからつながっている、つながりたいのです。
 平和を作って行く姿、母マリア、平和について考えて行きたいと思います。


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