「年間第5主日」(C年)説教
2016年2月7日・加藤 英雄師


 

  イザヤは主を見た。神殿は煙に満ちている。セラフィームが互いに呼びかけ歌う。「聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。主の栄光は天地に及ぶ。」 
わたしは主の前にいる。わたしの心が開いた。わたしは自分が何であるか、いかに小さいか、いかに弱いものであるを知った。 災いだ。わたしの唇は汚れている。わたしは汚れた唇の民の中に住んでいる。しかし、わたしは主なる神を見た。わたしは滅ぼされる。
  すると、セラフィームが祭壇からの炭火を手にもって、わたしのところに飛んできた。炭火の火をわたしの唇に触れさせて言った。見よ、この火があなたの唇に触れた。あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。
火がわたしの心と体を回った。わたしの汚れを焼き尽くした。
主が言われる。誰を遣わすべきか。
わたしは言った。わたしがここにいます。わたしを遣わしてください。

福音書を読みます。
イエスはガリラヤ湖畔に立っている。イエスがおられる。人々はイエスのもとに、イエスの周りに押し寄せて来る。
神様の言葉を聞きたい。イエスが語る。イエスの言葉が心の中に入って来る。静かな風が、冷たい風が心に入って来る。風が心の中で、体の中でその人を温める。イエスの言葉のうちに、神様に包まれていることを知るのです。
イエスはシモンの舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。腰を下ろし舟から人々教え始められた。
教えられた:新しい力の発見。今まで、あなたに働いていた力が見えていなかった。あなたにたくさんの恵みが注がれている。心を開きなさい。見えなかったものが見える、聞こえなかったものが聞こえる。支えられていることを感じるのです。支えることを知るのです。

話し終えると、イエスはシモンに言われます。「沖に漕ぎ出し、網を降ろし、漁をしなさい。」
「先生、わたしたちは夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから網を降ろして見ましょう。」
おびただしい量の魚がかかった。「主よ、わたしから離れてください。」
シモンはイエスの足元にひれ伏した。「わたしは罪深いものです。」
イエスはシモンに言われた。恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」

彼らはすべてを捨ててイエスに従った。

第一朗読で、イザヤは言いました。わたしを遣わしてください。
すべてを捨ててイエスに従う、その心です。
第二朗読、Ⅰコリント書は言います。イザヤ書、福音の出来事はすべて神様からの出来事です。
聖書に書かれていることが今、目の前に起こっているのです。わたしたちはこの出来事をすべて信じます。神様はすべてのものを包まれている。すべてのいのちを包まれている。神様によって命が始まる。神様によって取り去られた命も神様のもとにある。わたしたち人のいのちも、この世のいのちを超えた、永遠のいのちが与えられている。

「今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」 あなたが出会う人たちを新しい命に招くのです。
弟子たちの後を継ぐ者はだれか。わたしがいます。わたしをお遣わしください。

その道はすべてを捨ててイエスに従うことではないでしょうか。


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