「聖霊降臨の主日」(C年)説教
2016年5月15日・加藤 英雄師


 

  今日、聖霊降臨を祝います。聖霊は神様です。神様である聖霊が降臨する、わたしたちを訪れてくださる。聖霊降臨は神様が約束を実現してくださる、約束成就のお祝いです。

弟子たちの集まっている家に激しい風が吹いて来るような音が聞こえた。聖霊が訪れた。
聖霊が家に満ち、弟子たちに注がれる。弟子たちの体と身体に満ち溢れる。
弟子たちは霊の力によって語り始める。霊が弟子たちの口を通して語っている。
あの家は大きな音がしている。大勢の人たちが家に集まってくる。そこで、大勢の人たちは、弟子たちの言葉を聞いた。弟子たちは自分の生まれた故郷の言葉で話している。懐かしい響き、聞いていると安らぐ、ふと微笑んでしまう。
言葉は心の音です。その音が、その言葉が受け取る人の心に響いてくる。

聖霊降臨は神様が人の心の中に入って来られる時です。弟子たちは聖霊によって、神様の心を語るのです。語る人は神様の心の音を人々に送ります。人々は神様の心の音を聞く者になります。
聖霊によって神様の世界が始まるのです。

人は神様の愛によってこの世に生まれます。人は皆、神様によって愛されている。
わたしたちはよく言います。神様の愛が見えない。

イエスは言われます。父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしはあなたがたを生涯をかけて、命をかけて愛しました。わたしの愛を知ってほしい。 そして、今言います。わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟です。
わたしはあなたを愛している。わたしはあなたをいつも見つめている。あなたの中に働くいのちを見つめている。あなたの命が生き生きと喜びのうちに働いているのを見る、それがわたしの喜び。

人には肉の誘惑がある。肉に従って、物を選んでしまう。豊かな物の生活を選ぶ。貧しいよりも豊かな方がいい。物がない、そんな不自由な生活は嫌だ。
霊の生活を勧める。霊の生活:自然と触れ合う、人とつながり合う。むしろ物がない。互いに支え合って生きる。与える者になって生きる。だから貧しい生活になって行く。

わたしたちは自由に選択出来る。だから、肉の誘惑を退け、霊を選んでほしい。霊によって肉の誘惑を絶つならば、いのちが生きる。霊によって父を知る、子を知る。

わたしの愛を知ったなら、わたしを愛してほしい。わたしの世界、キリストの世界に住む。先程、言いましたが、わたしの世界には、キリストの世界には守らなければいけない掟がある。それは、わたしがあなた方を愛したように、互いに愛し合いなさい、という掟です。
この掟、わたしが示す愛の世界は広い、深い世界です。その愛の世界に入って行く。わたしたちが愛を選んだ。イエスの世界を選んだ。イエスが示されている愛は入って行けば行くほど、厳しい。自分でその厳しさに入って行く。ますます広い、ますます厳しい世界が見えてくる。
友のためにいのちを捨てること、これほど大きな愛はない。

わたしと父はわたしを愛する人のところに行く、そして、一緒に住む。

聖霊はよく分からない。聖霊降臨は何となくわかる気がする。

イエスは言われる。聖霊を待ち望みなさい。聖霊があなたの中に入り、あなたの中で働き、あなたは少しづつ悟るようになる。


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