「年間第28主日」(C年)説教
2016年10月9日・加藤 英雄師


 

   パウロのテモテへの手紙を読みました。 イエス・キリストのことを思い起こしなさい。 イエスに出会った。イエスを求めた。神様のみ心に出会った。神様の出来事、神秘に出会った。十字架で殺された方が復活された。木で死んだ者、呪われた人が新しい命を授けられ、復活した。その出来事を見た。その方に神様の力を見たのです。死を超える命がある。
わたしたちはキリストと共に死んだのなら。キリストと共に生きるようになる。キリスト共に支配するようになる。

イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアの村へ入られた。10人の人が、遠くに立って出迎えている。遠くに立つしかない。出迎える。イエスの来るのを、心ときめかせ待ちかねている。10人の人は重い皮膚病を患っているのです。遠方から声を張り上げてイエスを呼ぶ。イエス様、どうか、わたしたちを憐れんでください。イエスは近寄り、言う。祭司のところへ行って、体を見せなさい。10人の人たちは村を歩く。鐘を鳴らしながら歩く。人々は歩いているその人たちを避ける。近寄らない。 苦しい時です。しかし、今は希望の時。 彼らは会堂に行く途中清くされた。 その中の一人が、自分が癒されたのを知り、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏し、感謝した。清くされたのは10人ではなかったか。ほかの9人はどこにいるのか。イエスはその人に言われた。立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。

救われた。感謝する。体が救われたのを感謝するのですか。

身体に不自由がある。精神的に病気を持っている。神様の癒しを求める。イエスに出会った。イエスを呼び求める。不自由さが重ければ重いほど、必死にイエスの助けを求める。 重い皮膚病の人たちはイエスを呼び求めた。イエスはその人たちに言う。祭司のところへ行きなさい。神様に出会いに行きなさい。神様があなたをいやす。

身体が癒された。喜ぶ。体の苦しみ、心の苦しみから解放された。この喜びを家族のみんなに知らせたい。重い皮膚病は家庭から離されている。今、家庭に戻ることが出来る。こんな喜びはない。
イエスは言うのです。体が癒された。この元気になった体は何のために使うのですか。自分の思いのために使うのですか。自分の願いを叶えるために使うのですか。

あなたの信仰があなたを救った。神様と出会った。新しい命が注がれた。わたしたちは神様の道具です。いのちを喜ぶ。一緒の生きているいのちを喜ぶのです。支えられている自分が、支える者になる。ほんの少しでも支える者になる。
信仰とは、与える者になることではないでしょうか。隣人を知り、自分のように愛することではないでしょうか。


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