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現在のカトリック本所教会主任司祭 パウロ 豊島 治 神父
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東京教区での豊島師の略歴 |
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司祭叙階 2005年5月 | ||
小金井教会助任 2005年〜2007年 | ||
成城教会助任 2007年〜2008年 | ||
秋津教会主任(多摩全生園・愛徳教会を含む) |
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多摩教会主任 2016年〜2022年 | ||
本所教会主任 2022年4月〜 | ||
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教会報第234号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「都バスの話」 |
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教会報第233号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「福音視点」 |
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教会報第232号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「教皇の言」 |
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教会報第231号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「フィアット」 |
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教会報第230号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「希望の月」 十一月のご挨拶を申し上げます。 月の始めの一日に諸聖人の祭日を祝います。翌日二日に「死者の日」として祝い亡くなった全ての方の安息を願います。 『わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです(二コリント 四章十八節から五章一節)』 定められた日に父なる神の家に辿りついた方々の後を追う私たちも再会に希望を託して今を一生懸命生きることになるのです。 そしていよいよ今月から「新しいミサ式次第」に切り替わります。新しい式文の解説については、カトリック新聞・東京教区ニュースをはじめインターネットで閲覧できる多くの動画サイトにありますので、教会としては先ず慣れることを主としています。細かい所作はモニターを設置しています。なるべく早く覚えてキリストの記念が行われる祭壇に合わせたミサの雰囲気を作っていきましょう。 (注)下記に内容があります |
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教会報第229号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「隠されている業」 十月のご挨拶を申し上げます いかがお過ごしでしょうか。 死者の月(十一月)の前に当たる今月は「世界宣教月間」です。 今年の教皇メッセージでは「殉教者」についても加えられています。 日本二十六聖人を保護の聖人としていただいている本所教会はデジタル機器を用いたミサ式文提示を開始しました。これは今年5月19日に成立した障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法への教会としての対応の一環です。ミサを源泉として使命に励みましょう。 | |||
教会報第228号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「この夏に捧げること」 暑中お見舞い申し上げます 七月の中頃から聖母被昇天の前日までお隣の浅草・上野教会のことをお願いされています。主任の晴佐久神父様が青年たちとキャンプに赴くからです。奄美大島で行われるキャンプはスケールが大きいので、神父様をはじめ準備はとても大変と感じます。 私も神父様の担当する教会の青年であった時、連れて行っていただきました。メンバーが確定すると、無人島で過ごすことを実現するために渡航前から基礎訓練が始まります。はじめは一緒に旅する仲間づくりです。 奄美大島に着いた後も、古仁屋教会にベースキャンプを作り(当時主任司祭でいらした故谷村達郎神父様の協力もありました)、素潜りの練習やここでも仲間同士の助け合いの訓練みたいなものがありました。わたしたちの時は六人でしたが、同時に台風が三つ来島した時でした。波のうねりがひどく岩に打ちつけられ背中が傷だらけになったのでした。 結局台風の影響と備品係がタグボートの空気栓を忘れたことで無人島には上陸できず、近くの大学の研究島らしいところでしばらく過ごし、帰京したという唯一無人島生活が叶わなかった年度でありましたが、透き通った海の深くに潜った先にある落ち着きのある青色が心に残っています。科学的に分析すれば南方の海は太陽の光が強く、海の透明度も高く加えて浅瀬が多いのと砂が白いことから赤・橙・黄・緑・青・紫・水色で成り立つ太陽光の青の部分が際立つとのこと。神さまがお創りになった世界の成り立ちの素晴らしさに感嘆したのを覚えています。 九月の第一日曜は「被造物を大切にする世界祈願日」となっています。被造物を大切にするためには、神さまがお創りなった全てのものから感謝を感じなければ始まりません。 今年も多くの青年が神様の想いを感じることができると期待しています。同時に晴佐久神父様のお働きに神さまの力添えを願って祈っています。 ■九月 すべてのいのちを守るための月間 日本の司教団は訪日してくださったフランシスコ教皇様が発信されたメッセージに応えるため、九月一日から十月四日まで「すべての命を守るための月間」と定めています。設立当時の高見司教協議会長は『全ての命を守るためには、ライフスタイルと日々の行動の変革が重要であることは言うまでもありませんが、特にこの月間に、日本の教会全体で、全てのいのちを守るという意識と自覚を深め、地域社会の人々、特に若者たちと共に、それを具体的な行動に移す努力をしたいと思います』と呼びかけられ、前述の九月の被造物を大切にする世界祈願日の祈りと期間中は「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」を唱えるよう呼びかけられています。また加えて、エコロジー教育を行うことと諸団体との連携活動が呼びかけられています。 カリタスがキャンペーン活動 この会長の呼びかけに対して本所教会としては、祈りに直ぐに取り掛かれますが、後半の二つは難しいです。ちょうど国際カリタス(カリタスジャパンはその日本を扱う)ではトゥギャザー・ウィというキャンペーンを昨年末から始めています。現在発足したての東京カリタスがこのキャンペーンを展開する担当となっていますので経過をみてゆくことになります。 |
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教会報第227号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「白髪があって」 七月のご挨拶を申し上げます 七番目の月のことを和風月名「文月」と当てはめられています。元々は旧暦の七月を意味し暦の上では秋となる名称ですが、七夕や短冊などをその語源とするのが有力です。 七月の最終土曜に開催される隅田川の花火大会も今年も中止が発表されていますがこんな時こそ日頃の思いを文で伝えたいと考え、今年こそは暑中見舞いハガキを送ろうと本所郵便局を訪ねましたら、暑中見舞いハガキ「カモめ〜る」は昨年から発行していないとのこと。出鼻を挫かれ数枚の切手を購入しそのままになってしまっています。頃合いを見て先輩へ向けてハガキでなく手紙を書こうかと思っています。 七月の四番目の日曜を教皇様は「祖父母と高齢者のための世界祈願日」に昨年一月、創設・制定されました。日本ではこの趣旨を九月の「敬老の日」として記念することが一般的ですが、カトリック教会としてはイエス様の祖父母、聖ヨアキムと聖アンナの記念日にある七月二十六日に近い日とされました。教皇様は毎年この日にあたってメッセージを出されています。 二回目となる今年のテーマは 「白髪になっても なお実を結び」です。 これは『いかに楽しいことでしょう』で始まる詩編九十二の結びです。 『神に従う人はなつめやしのように茂り レバノンの杉のようにそびえます。 主の家に植えられ わたしたちの神の庭に茂ります。 白髪になってもなお実を結び 命に溢れ、いきいきとし 述べ伝えるでしょう わたしの岩と頼む主は正しい方』 教皇さまは今回のメッセージや今年に入ってからの「老齢期」という講話から年齢に縛られた見方をしがちな世界へ示唆を与え続けられました。 『わたしたちが実らせる果実の一つは、世界の面倒を見ることです(教皇メッセージより)』 『世界は今、試練の時を迎えています。パンデミックという予期せぬ猛烈な嵐が吹き荒れ、次に地球規模で平和と発展を壊す戦争が起きています。前世紀に戦争を体験した世代がいなくなりつつある今、欧州で戦闘が再び起こったことは偶然ではないでしょう(略)理解ある優しい眼差しと同じ眼差しで他者を見る(責務があります)(同)』 二〇二一年のヨゼフ年から始まり、今年六月までを「『愛のよろこび』(家族年)」にするとされ、結びとなるこの祈願日の流れに対して、司教協議会高見前会長は談話の中で呼びかけておられました。 『教皇は(中略)辛い状況にある私たちが、特に、家族のことを想い、大切にするようにしましょう、と呼びかけておられるのではないでしょうか。』 新型コロナウイルスによる対応で高齢者の住居への人の往来が規制されてきました。感染を防ぐためとは言え、これを組織的な高齢者への「切り離し」と指摘する方もおられます。ミサも規制対象となりました。オンラインがあるからと言っても、高齢者と次世代がつながりづらくなったのも事実です。教皇さまが制定時からのメッセージでおっしゃっていたのは若者に希望を与える高齢者の役割と手助けする喜びを示す若者という形でした。 一方介護という不安もあります。現代高齢者へのケアプランは多種あり、手厚いとされていますが、個々の必要な生活の手助けとしては万全ではないと現場は感じています。 普段、高齢者のことを考えたり、世話をしたりすると、安全管理という名目での現実の段取りのことでいっぱいで、存在の意義や個々人の生きる希望を考えるのをなおざりにしていることに気づくことがあります。 自身も高齢者であるとメッセージで表明されている教皇さまのため、司教のためそして高齢の司祭のためにお祈りください。 |
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教会報第226号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「神の召されたことを」 本所教会として名誉と思う知らせが届きました。 大司教様のブログ「司教の日記」5月8日におきまして、本所教会出身の稲川圭三神父様が、東京カトリック神学院の院長となられた、という内容です。 東京都練馬区関町にある神学校は1929年に東京公教大神学校(聖フランシスコ・ザベリオ神学校)として確立されたのち1948年に認可、東京カトリック神学院と呼ばれます。 1970年に札幌教区の田村神父様が院長になられた頃から教区の運営となります。 2009年にサン・スルピス神学院と統合され日本カトリック神学院と名を変え福岡との二拠点システムを開始。 2019年には新たな東京カトリック神学院となるのです。 一報があってから圭三神父様は設立以来何代目の院長かとご質問をいただくのですがこのような変遷がありますので答えられないでいます。2019年の体制になってからは2代目であります。 現在の東京カトリック神学院は九州地区を除く教区司祭養成と修道会司祭の知的養成の場となっています。修道会は以前知的養成の場としてアントニオ神学院がありましたが現在は閉校していますので、上智大学・大学院との二か所で場があります。 近年、新しい司祭養成課程が示され、司祭となる道は長くなりました。「予科」が新設され、養成課程が最低6年から7年半となりました。現在東京神学校はその予科生の共同生活の場のために神学校敷地内に新しい校舎を建設する準備をしています。上智大学へ通う神学生にとっては近年大学院の課程も必要となり、学費の負担がかかります。 教区・修道会神学生を支援する「一粒会」があります。(あまり知られていないようですが)一粒会の会員は東京教区の信徒全員。祈りと献金で支援します。献金も大切ですが祈りも常にお願いします。私の今までの経験上司祭になりたいという若者は減っているという実感はあまりありません。司祭になりたいという若者と面談は何度もしてきました。しかし、この長い養成課程が必要であること、司祭志願者が入学試験を受ける識別においても時間をかけることから諦めるケースもあります。 ですから入学志願者も判断者もこのプロセスは厳しいです。 司祭に対しての教会法典が改定されました。今後の司祭のあり方に影響するでしょう。 6月はみ心の月です。今年は6月19日がキリストの聖体、24日がイエスのみ心の祭日です。この流れからもあるように、24日は「世界司祭の聖化のための祈願日」です。 6月も一生懸命な祈りをよろしくお願いします。 | |||
教会報第225号 巻頭言 パウロ 豊島 治 神父 |
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「着任のご挨拶」 着任のご挨拶を申し上げます。個人的にこの地について思い出すのは 助祭となる前の 神学生時代、浅草教会に滞在していたことがあり、伊藤幸史神父様と共に本所教会を訪問いたしました。当時宣教協力体が発足し、上野教会と共にこの3つの教会は「下町」 の名を選び下町宣教協力体として今日に至っています。この「下町」という冠をいただ くに至っての軌跡は簡単なものではなく、伊藤世話人司祭のタフな交渉があったと記憶 しています。 私は司祭となって今までの17年間のうち1年間を除いて多摩地域の教会を歴任してきました。ですからこの「下町」に前任の渡邉神父様との引き継ぎの話のために久しぶりに降り立って感じたのは、新型コロナウイルス感染症についての向き合い方の雰囲気の違いです。例えば、コンビニでのトイレをお借りすることができないと言われました。 幸い近辺には公園がありその設備もありますので事足りることが分かりましたが、とて も困りました。それだけ綿密に対策を継続してきたのでしょう。 感染拡大防止の多くの取り組みは私たちに予防の意識を高めましたが、一方では急速に オンラインシステム、そして人の集まり方を変えました。それが2年以上続いています 。もはやいわゆるコロナ前にそのまま戻ることはできず、新しい試みを繰り返しながら社会が形成されていくと言われます。事実私はコロナ前の本所教会の様子を知らないのです。これからも世の中は試行錯誤の繰り返しでしょう。 本所教会の音響システムが変わって初の主日ミサは4月24日の神のいつくしみの主日でした。この日、東京カテドラルでは菊地功東京大司教司式のミサにおいて「カリタス東京 」の設立が述べられました。詳しくは「東京教区ホームページ」(2021年8月8日お知 らせ)、「司教の日記」(2022年4月24日;当日の説教の文章含む)に記されていますが、豊かな器が用意された感じがします。私たちが神から与えられた良いものをどう生かすか、そのことを互いに育み合ってゆくことができればと思います。 |
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第9代 カトリック本所教会主任司祭 (2010年2月21日から2011年4月17日まで掲載) |
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日本26聖人殉教者祭 2008年2月3日
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日本二十六聖人殉教者祭 2007年2月4日 カトリック本所教会 前田万葉師 (カトリック中央協議会事務局長) 講演の記録はここをクリックしてください |
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日本二十六聖人殉教者祭 2006年2月5日 カトリック本所教会 |
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