2012年度加藤神父の説教

 

「年間第33主日」(B年)
2012年11月18日
「年間第31主日」(B年)
2012年11月4日
「年間第30主日」(B年)
2012年10月28日
「年間第28主日」(B年)
2012年10月14日
「年間第26主日」(B年)
2012年9月30日
「年間第25主日」(B年)
2012年9月23日
「年間第24主日」(B年)
2012年9月16日
「年間第23主日」(B年)
2012年9月9日
「年間第22主日」(B年)
2012年9月2日
「年間第20主日」(B年)
2012年8月26日
「年間第19主日」(B年)
2012年8月19日
「年間第18主日」(B年)
2012年8月12日
「年間第17主日」(B年)
2012年8月5日
「年間第16主日」(B年)
2012年7月22日
「年間第15主日」(B年)
2012年7月15日
「年間第14主日」(B年)
2012年7月8日
「洗礼者聖ヨハネの誕生」
2012年6月24日
「年間第11主日」(B年)
2012年6月17日
「キリストの聖体」(B年)
2012年6月10日
「三位一体の主日」(B年)
2012年6月3日
「聖霊降臨の主日」(B年)
2012年5月27日
「主の昇天」(B年)
2012年5月20日
「復活節第6主日」(B年)
2012年5月13日
「復活節第5主日」(B年)
2012年5月6日
「復活節第4主日」(B年)
2012年4月29日
「復活節第3主日」(B年)
2012年4月22日
「復活節第2主日」(B年)
2012年4月15日
「復活の主日」(B年)
2012年4月8日
「復活の聖なる徹夜祭」
2012年4月7日
「聖金曜日」(B年)
2012年4月6日
「聖木曜日」
2012年4月5日
「受難の主日」(B年)
2012年4月1日
「四旬節第5主日」(B年)
2012年3月25日
「四旬節第4主日」(B年)
2012年3月18日
「四旬節第3主日」(B年)
2012年3月11日
「四旬節第2主日」(B年)
2012年3月4日
「四旬節第1主日」(B年)
2012年2月26日
「灰の水曜日」(B年)
2012年2月22日
「年間第7主日」(B年)
2012年2月19日
「年間第6主日」(B年)
2012年2月12日
「年間第5主日」(B年)
2012年2月5日
「年間第3主日」(B年)
2012年1月22日
「年間第2主日」(B年)
2012年1月15日
「主の公現」(B年)
2012年1月8日
「神の母聖マリア」
2012年1月1日
「主の降誕」
2011年12月25日
「待降節第4主日」(B年)
2011年12月18日
「待降節第2主日」(B年)
2011年12月4日
「待降節第1主日」(B年)
2011年11月27日
 

「王であるキリスト」(B年) 説教
2012年11月25日・加藤 英雄師

ダニエルは眠っている時に幻を見る。ダニエルに神様の力が及んでいる。その日、夜、ダニエルは幻を見た。人の子が雲に乗り、神様の前に来た。日の老いたる者が座に着いている。日の老いたるものとは、長く年を過ごしている者、長い年月のうちにすべての事柄に詳しい、そんな表現だと思います。すべてについて年を重ねている、すべてを知っているという、人の目に合せて、そのように神様を讃えているのでしょう。人の子が日の老いたる者・神様の前に来て、そのもとに進んだ。神様は人の子に権威、威光、王権を授けられた。地上に降りた時、神の権威が人の子を通して示される。人の子が神の権威を帯びている。威光を帯びている。そして、神様によって王権が与えられた。王権とは人々の中で王として振る舞うことです。王は民を支配する。支配とは世話をすると言うことです。諸国、諸族、諸言語の民を支配する、世話をする力が与えられる。王であるため、世話をするため、集まった人々を一人一人知る者となりなさい。神様から受けて権威、威光、王権をどのように人々に示すのか。王は与えられた力を示すのです。
黙示録を読みます。王は神様からあ特別な恵みを受けます。より良く、より深く人々の世話をするためです。王は神様に誠実でありなさい。人々に誠実を尽くしなさい。そして平和のために働くのです。イエス・キリストは王。命を懸けてわたしたちを愛された。ご自分の血によって、わたしたちを罪から解放してくださった。イエスはわたしたちに告げられます。王となりなさい。わたしが王であるように、王となり、わたしの道を歩みなさい。すべての王であるキリストはアルファでありオメガである。まことの王イエス・キリストはすべてを超えておられる方、存在を超えておられる方、時間を超えておられる方。 イエスはピラトの前に王として立たれた。ピラトは問います。お前はユダヤ人の王なのか。イエスは答えられる。あなたはわたしを見ているのか。あなたはわたしの何を知っているのか。ほかの者がわたしについて言うのを聞いただけなのか。そして言われます。あなたにとって王とは何か。「王」に何を求めているのか。ピラトは言います。お前の同胞、祭司長たちがお前をわたしに引き渡したのだ。お前が王となっているお前の国は何なのか。
イエスは言われる。わたしの国は、わたしが支配している、わたしの思いのゆきわたっている国はこの世には属していない。ピラトは言う。お前はやはり王なのか。この世に属していないと言いう国の王なのか。イエスは言われます。あなたはわたしを知らない。王とは何かを知らない。わたしは真理を証するために生まれ、この世に来た。わたしは真理の内にいる。神と共にいる。わたしの国がこの世にあるならば、わたしの部下が戦ったであろう。わたしたちはイエスの国にいます。戦います。自分の力のうちにいたい、自分の平安のうちにいたい、自分でありたいという心、自分の城を壊します。王は与えます。王は神様のため、人のために働きます。王は仕えられるためではなく、仕えるために働くのです。
わたしたちに王職という役割が与えられています。自然が生きるために、人が生きるために働きます。信仰年。信仰のうちに歩んでいるか思いめぐらします。

 


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